【😙失敗しない!美味しいパイ生地の作り方】👉🏻原因と対策まとめ
•生地底が白っぽくなってまずそう
•生地にサクサク感なし
•底の生地はべちょっとしれるけど上の生地はサクサクしている
“どうして生地つくりを失敗しちゃったんだろう“と、疑問に思っているあなたに、答えをお教えします。
レシピによって異りはするものの、少なくとも次の2つのポイントを押さえておくと、生地がべちょっとなってしまう確率がグッと減りますよ。
Point 1-フィリングの扱い
Point 2-オーブンの温度と位置
ここに書いてある内容で、思い当たる点があったらその部分を改善し、自慢のアップルパイを作り上げてくださいね。
生焼けになる原因【フィリングの扱い】
リンゴの果汁が原因と考えられることも。
リンゴからの水分がででしまった状態で、パイ生地に詰めオーブンに入れると生地が水分を吸いふやける原因になっちゃいます。
対策
『生のリンゴをパイ皿に入れる場合』
• パイ生地を冷蔵庫で冷やし休ませておく。(生地の焼き縮み防止にもなります)
• 生地にスポンジケーキを敷いてからリンゴをいれる。
• 焼いている間、でてきた水分にトロミがでるように、リンゴに小麦粉またはタピオ(小さめの粒)を入れ混ぜてからパイ皿に詰める。
『リンゴを煮た後にパイ皿に入れる場合』
• 予めフィリングにとろみをつけておく。
• パイ生地を冷蔵庫で冷やし休ませておく。(生地の焼き縮み防止にもなります)
• 冷えたパイ生地に粗熱を十分とったフィリングを入れ、トップ生地を被せオーブンで焼き上げる。
生焼けになる原因【オーブンの取り扱い】
以下の2つに気を付けましょう。
- 温度管理
- パイ皿を置く位置
温度管理
余熱を十分にしないオーブンとか、温度が低い状態のオーブンにパイ皿を入れてしまうと、フィリングの水分が底にしみ込み、焼き上がりが悪くなるんです。
対策
使用するオーブンの火力が十分あれば、余熱をしっかりしましょう。
大き目のオーブンは、熱をオーブン内に十分に回すため適温後、数分おいてから生地を入れるといいでしょう。
冬場や、キッチンの温度が低い場所で作業をする場合は、適温になったオーブンの扉を開けるとすぐに冷たい空気が入り、オーブン内の温度が下がってしまうんですよね。
なので、オーブンの温度を最初の時点のみ適温より少し高めに設定し、パイ皿を入れてから、適温に調整するといいですよ。また使用するオーブントレイも温めておくとよいですよ。
パイ皿を置く位置
パイ皿をオーブンのどの位置に置くかによっても、生焼けが生じるケースがあるんです。パイ皿をオーブンの上段に置くと、トップ生地だけが焼けやすくなっちゃいます。
こうなると、「底の生地も焼けた」と間違った判断をしてしまいがち。パイ皿を取り出したはいいが、あれ〜底はまだ焼けていなかった....となるケース、ありなんです。
対策
パイ皿はできるだけ下火に近づけるようにしましょう。”レシピ通りに作ってもうまくいかなかった”、という場合はオーブンの設定温度を少し上げてみてくださいね。
何をしても生焼ける場合
どうしても生焼けが起きてしまう、という場合はパイ生地だけを空焼きにしてみてはどうでしょうか。
空焼きの仕方
1.パイ生地をパイ皿に敷く。
→パイ皿に生地を敷く前に、お皿にはオイルスプレーやバター又はオイルを薄く塗り、パイ生地がパイ皿にくつかないようにしましょう。
2.パイ皿の底に接している生地は、フォークで穴をあける。
→生焼けを更に防止できますよ。
3.少なくとも30分間、パイ皿を冷蔵庫に入れ冷やす。
→このようにすると、生地が落ち着きます。そうすると焼き縮みを防ぐことができるんです。
4.冷蔵庫から冷えた生地を取り出し、その上にアルミホイルもしくはクッキングペーパーを被せる。
→被せるアルミホイルやクッキングペーパーは、パイ皿から余裕ではみ出るくらいの大きさにカットしてくださいね。アルミホイルは生地とくつかないよう生地と触れる部分には薄くバターを塗りましょう。
5.重石となるタルトストーンを敷く。(タルトストーンがない場合は乾物豆でもOK)
→タルトストーンを予め温めておくと、生地がだれてしまうので温める必要はないですよ。
6.この状態でパイ皿をオーブンに入れ、約10分~20分ふちに薄く焼き色が付くまで焼く。
7.オーブンからパイ皿を取り出し、重石を取り除きパイ皿をオーブンに戻し10分程焼く。
→ストーンはすごく熱くなってるので十分注意しながら、シートのフチ部分を持ち上げ、取り出すようにしましょう。大きいパイ皿の場合は取りだしにくいので十分に注意してくださいね。
注意点
オーブンから取り出した生地の温度はかなりあっついです。この時点でフィリングを加えると、この熱でリンゴが調理されてしまい、余計な水分がでてしまうんです。
なので、空焼きしたパイ生地は十分に冷ます、フィリングも粗熱をとってから生地につめる、とすることが大切。そうしてから、トップ生地をのせて、適温になっているオーブンで焼き上げるとよいですよ。
まとめ
• リンゴからでた水分は、スポンジケーキを利用したり、小麦粉、小粒のタピオカをリンゴに混ぜ合わせる等の工夫で、水分を吸わせるようにしましょう。
• オーブンは、必ず適温になってからパイ皿を入れるようにしましょう。しかし、冬場や室温が低いなどの時は、オーブン温度を適温より少し高めに設定し、パイ皿を入れてから適温に調整しましょう。
• パイ皿は下火に近い位置に置くようにしましょう。
• なかなかうまく焼けない場合は、オーブンの設定温度をレシピよりも少し高めにしてみましょう。
• 生焼けがどうしも起きてしまう、という場合は、パイ生地自体を空焼きしてみましょう。
アップルパイって、とっても奥が深なっかなか、言葉だけでは言い伝えられない点が多々あるんですよね。でも、ここに書いた何らかの工夫をすることで、生焼けを避けることはできますよ。