こんにちは!
アメリカン レシピマイスターのKaoruです。
(バターミルクについてダウンロードをしていただいた方に送信させて
頂いております。)
いつもメルマガをお読み頂き、ありがとうございます。
今回は
「バターミルクの発酵菌に脱脂粉乳を加えるとどうなるか」
についてのお知らせです。
先だって、技術の方に
バターミルクの濃度をより濃くする方法はありますか?
と、問い合わせをしてみました。
返答は、
「発酵菌一袋に対し17gの脱脂粉乳を加えてみてください」
と、アドバイスを受けたため、
興味深々で早速、脱脂粉乳入りバターミルクを作ってみました。
結果、
見た目も風味もどことなく…….
「これ、日本で売っているブルガリアヨーグルトみたい」
となり、これといった発見もなく。。。
(が、実は後でちょっと面白い気づきがありました。)
ちなみに、
出来上がったばかりの*親バターミルクでタルタルソースを作ってみた
ところ美味しく頂けました。
(*親バターミルク=発酵菌から直接作ったバターミルクをさす)
発酵菌だけで作ったバターミルクには独特のネバ感と甘味、程よい
酸味があり濃度も十分にあります。
が、脱脂粉乳を入れると甘味が少なくなり、ネバ感がなくなって
いました。
これだったら脱脂粉乳は入れなくともいいな、と思いはしましたが、
一応試しに7日間そのまま冷蔵庫に保存しておくことにしました。
そしてその後、このバターミルクをチェックしてみると、
発酵菌のみで作った時のような状態になっている、
また、
このままで食べれそうなくらい風味も良くなっていました。
ネバ感はやはり発酵菌のみで作った場合とは多少落ちるとしても、
出来た時よりも濃度もでてきて風味も落ち着いてきていました。
親バターミルクから何時もの通り子供バターミルクをつくってみた
ところ、1日も待てば十分な濃度になりました。
このバターミルクでバターミルクでパンケーキを焼いてみると、
パンケーキを作る材料や工程も関係するとは思いますが、
ふくらみも良く、結構おいしくいただけます。
(こちらはバターミルクレセピブックに載せる予定)
風味や濃度、ネバ感は個人の好みとなり、これがいい、いやこっちとは
一概には言えませんが、脱脂粉乳を加える、というアイディアは
結構よさそうです。
最後に、技術者の方が言っていましたことをシェアします。
タンパク質成分は、濃度と食感を与える
脂肪は味と絹のような滑らかな口当たりをもたらす
このことから、バターミルクは脱脂粉乳と相性がいいものなのだ、
ということが理解できます。
すでにバターミルクの発酵菌をお持ちの方で、この脱脂粉乳と
バターミルクの関係にご興味がありましたら脱脂粉乳入りも
試してみてはいかがでしょうか?
作るときは発酵菌に脱脂粉乳を加え、いつものように少し暖めた
牛乳を入れるだけです。
脱脂粉乳を加えて作ってみたら
「こっちのほうが 好き」となるかもしれません。
では今回はこの辺で失礼します。
何かございましたら何時でもお問合せください。
アメリカン レシピマイスター
佐藤かおる
info@kaoru-cooking.com