こんにちは!
アメリカン レシピマイスターのKaoruです。
(バターミルクについてダウンロード、
お買い上げくださった方に送信をさせて頂きました。)
いつもメルマガをお読み頂き、ありがとうございます。
さて、早速ですが、物事何にでも始まりがあります。
失敗だと思えたことが偶然にも成功に至り、
この失敗のおかげで人々に知ら渡った食品
や食材も存在します。
例えば、日本のカレーライスのルーやイタリアの
ブレッドでチャバッタなどがその一例です。
今回は、かなり軽めのサブジェクトで
バターミルクの起源は?
についてさらーっと書いてみました。
(最後まで目を通して頂けましたら幸いです。)
昔は殺菌の処理をしていない牛や山羊(やぎ)の
お乳を容器に入れており、それが偶然に揺れた
だけでもバターが出来上がってしまったことから、
バターの起源は約4000年前(紀元前17世紀)迄
にもさかのぼることができます。
(因みに日本はこの頃、縄文時代)
さらにバターミルクの起源もこの時期で間違いない、
という証拠を裏付ける興味深い文章が(聖書を信じる
かは置いといて)聖書に書いてあります。
聖書に登場する人物で“アブラハム”という名前は
ご存知だと思いますが、
そのアブラハムに関係している箇所で聖句
創世記18章8節には
以下のことが述べられています。
“それから、アブラハムは、凝乳(ぎょうにゅう)と
牛乳と、それに料理した子牛を持って来て、
彼らの前に供えた。
彼は、木の下で彼らに給仕をしていた。
こうして彼らは食べた”
この短い聖句を読む限り
「アブラハムは凝乳(バター)を使用していた」と
解読をしている記事を以前私は読んだことが
あります。
メソポタミアで発掘された紀元前2000~1500年
頃の文献には、当時アブラハムを族長とする部族と
その息子イサク、孫のヤコブは、
聖書に描かれたとおりの遊牧生活を送っていた
ことが裏付されています。
この聖句から、バターミルクにマリネードした羊肉は
その独特の臭みを除き、肉は柔らかくなり風味も
よくなることから、
自然が作ったバターの産物を
このアブラハムの一族も利用していたことだろうと、
容易に想像することができてしまいます。
では日本では何時からバターを使い始めたのか、
というと
江戸時代にはバターはごくわずかではありますが
生産され、食されていた記録が残っています。
バターを利用していた人物の一人は江戸幕府
第八代将軍、徳川吉宗。
この将軍は、あの「暴れん坊将軍」のドラマの
主人公。
実は、この吉宗さん、
将軍になる前の紀州時代は、
なんでも相当な女好きで肉食系な
暴れん坊だったとか。
そのやんちゃぶりは、
お出かけ途中では、休憩がてらに入った茶屋の
娘に手を出すは、
通りかかった農家で働く女性を気に入っては
側女(そばめ)にするは、
ちょっとでも気に入ればところ構わず
片っ端から手を出すのがお得意だったとか。
もしかしたらこの吉宗さんもバターミルクを飲み
健康維持をしていたかも、です。
というわけで、このバターミルク、
段々とホリディシーズンも近づき、
ベーキングの機会も増えるかと思います。
バター作りからできた副産物に起源をもつ
バターミルク。
この発酵菌の購入にご興味のある方は、必要枚数と
ともに11月17日まで下記のメールまでお知らせください!
アメリカンレシピマイスター
佐藤かおる
info@kaoru-cooking.com